あの頃のトミカ熱が再燃
本記事を読んで下さっている皆様の中には“トミカは幼少期の記憶そのものだ”という方も少なくないのではないでしょうか。
かく言う僕も、両親に聞くところ「寝るときまでトミカを握りしめていた」「トミカを並べ、なぜか渋滞を作って遊んでいた」とどっぷりトミカワールドに浸っていたらしいです。
あれから30年…
忘れていたトミカ熱を再燃させたのが「トミカ リミテッドヴィンテージ シリーズ」だったのです!笑
トミカと同等or一回り大きい1/64サイズで往年の名車を再現したシリーズで、その完成度はおもちゃの領域を超えています。
一般的なモデルカー(1/24や1/18)に比べて小さく場所を取らないこと、2,000円/台程度のお手軽な金額感もあり、ついつい買い足してしまう中毒性のあるアイテムです。
大人のトミカシリーズ
実はトミカにはリミテッドヴィンテージ以外にもいわゆる“プレミアムシリーズ”が存在し、ラインナップは下表の通りです。
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
販売会社 | シリーズ名 | スケール | 価格帯 | 商品数 | 対象年齢 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
株式会社 トミーテック |
トミカリミテッドヴィンテージ | 1/64 | 2,000円 〜 7,000円 |
400種以上 | 15歳〜 | もしも、トミカが昭和30年代に誕生していたら… |
トミカリミテッドヴィンテージ NEO | 1/64 | 2,000円 〜 18,000円 |
550種以上 | 15歳〜 | トミカが誕生した1970年以降の名車を製品化 | |
トミカリミテッドヴィンテージ43 | 1/43 | 7,000円 〜 12,000円 |
40種以上 | 15歳〜 | 国際標準1/43スケール | |
特別シリーズ | 1/64 | 1,500円 〜 3,000円 |
20種以上 | 15歳〜 | 生産300万台記念や本型パッケージ品など | |
企画シリーズ | 1/64 1/43 |
2,000円 〜 30,000円 |
100種以上 | 15歳〜 | 「あぶない刑事」「太陽にほえろ」「特捜最前線」など作品に登場した車両 | |
株式会社 タカラトミー |
トミカプレミアム | 1/58 〜 1/75 |
800円 〜 900円 |
40種以上 | 6歳〜 | 大人のためのトミカをコンセプトに |
トミカプレミアムRS | 1/43 | 3,500円 | 7種以上 | 14歳〜 | 1/43スケールで楽しむ大人のトミカ | |
トミカ(通常シリーズ) | – | 400円 〜 800円 |
150種以上 | 3歳〜 | 一般的なトミカシリーズ |
販売会社の違い
巷ではまとめて“大人のトミカシリーズ”のような愛称で呼ばれていますが、実際はこちらの表のようにシリーズが細分化されています。
大きくは販売会社の違いで、通常トミカを販売するタカラトミー社はその延長的な立ち位置で「トミカプレミアム」「トミカプレミアムRS(1/43)」を手掛けています。
一方のトミーテックもタカラトミーの完全子会社ですが、鉄道模型・ジオラマ・ミニチュアカーなどホビー寄りの製品に特化しています。
そんな背景もあり「トミカリミテッドヴィンテージ NEO」など、トミーテックが手掛けるシリーズは精巧度も一線を画しているというわけです。
絶対的な精巧さやリアル感だけで言えばトミーテック系のシリーズに軍配があがりますが、タカラトミーの「トミカプレミアム」は800円〜というお手頃価格を考えると正直驚きのクオリティです!
トミカプレミアムは40種類程度とリミテッドヴィンテージシリーズに比べて選択肢は少ないものの「ちょっと部屋やデスクに飾りたい」という需要にはマッチすると思います。
スケールの違い
スケールは大きく1/64と1/43の2種類です。
ただ、1/64は1,000種類を超えるのに対して、1/43はリミテッドヴィンテージ・プレミアムRSを合わせても50-60種類なので定番は1/64と考えておくとよいでしょう。
1/43となると精巧さは申し分ありませんが、そのぶんお値段もそれなりに…(10,000円〜)
1/43は国際基準でもあり、国内外多くのメーカーが数え切れない種類の製品をリリースしています。
クオリティ・価格も2,000-3,000円〜20,000円超まで幅広いため、トミカシリーズに拘る必要もないのかな!?という印象もあります。
もちろん、1/43シリーズに気に入った車種がある!ということであればお奨めですが、僕は1/64のコンパクトさ、手軽さ、可愛らしさが気に入っております!
琴線に触れるラインナップ
このシリーズ(特にリミテッドヴィンテージ系)はリーズナブルな価格で作りが精巧なことはもちろんですが、ラインナップする車種が秀逸なこともハマる要因ではないでしょうか。
一般的なモデルカーの場合、どうしても誰もが憧れる名車やスーパーカーを題材にしがちですが、リミテッドヴィンテージシリーズはもっと馴染み深い、当時であれば普通に近所を走っていたり知り合いが所有していたような車をピックアップしています。
中にはフェラーリなどもありますが、多くがその時代を象徴するような大衆車がモデルになっているのです。
それこそ趣味趣向の問題になってきますが「昔はたくさん走ってたけど、いつの間にか見なくなったよね」という絶妙な車種をセレクトしてくるあたりも流石です、笑
ちょっとしたプレゼントにも
自分でコレクションするのはもちろんですが、車仲間や子供へのちょっとしたプレゼントにも最適です。
コンパクトですし、リミテッドヴィンテージシリーズでも2,000円+αなので大げさ過ぎずに気軽に渡せるというのもポイントです。
お子さんのいる友人宅へ遊びに行くときなんかには「トミカプレミアム」シリーズを重宝しています。
800円程度で対象年齢も6歳〜とお子さんへのプレゼントにはベストです、通常トミカと別物だということは子供の目からも明確にわかるようで大喜びしてくれることが多いです!
子供よりもお父さんが夢中になって食いついてくるケースもありますが…笑
飾って楽しむ!
1台買ったら最後… ついつい2台目・3台目と買い足して行き、今度は○○が発売されるらしい!と気づけばAmazonで予約注文をしている。
なんていう人は僕だけじゃないはずです!よね!?
そうやって徐々に増えてきたトミカ達をただ並べておくのではなく、飾り方にも少し工夫してみてはどうでしょうか。
中には本格的なジオラマを作成したり、何十・何百台規模のショーケースを用意するツワモノもいらっしゃいますが、ここではもっと手軽な方法を紹介したいと思います!
オーダーアクリルケースと紙道路
僕はアクリルケースに1/64スケールの道路(紙製)を敷いて飾るという選択をしました。
そのまま飾るとホコリまみれになってしまうためケースは必須でしたが、せっかくなので手軽に雰囲気が出せるモノはないか…と探していたところカードブック型の紙道路を発見!
紙道路の幅ピッタリのアクリルケースをオーダーして飾ってみると…
いかがでしょうか? 下に道路を敷いただけでかなり臨場感でますよね!?
オーダーアクリルケースが約5,000円、道路ブックが約1,500円です。
価格感の受け止め方は人それぞれですが、紙道路3枚がピタリと収まり、背面はミラー加工、トミカの全高にマッチしたサイズのケースと個人的には大満足しています!
市販品ではなかなかこうはいきませんよね。(写真説明にオーダーサイズを記載しています)
アクリルケースは「アクリ屋」を利用しました。WEB上でオーダーサイズを入力して注文する流れです。
これまで2-3回利用したことがあるのですが、工作精度が高く自信を持ってお奨めできます。
また、紙道路もリンクを張っておきますのでご興味ある方はどうぞ。
所詮紙でしょ?と思うかもしれませんが、紙質・印刷も良く、何より並べるだけで簡単なのでお奨めです。
部屋の一角にトミカワールドがある生活。なかなかいいですよ!笑