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2020.10.26 2021.1.25

車を高く売るには?

カーライフには出会いと別れが付きもの。
とはいえ、大切に可愛がってきた愛車を手放すのはまさに断腸の思いでしょう…
それが乗り換えだったとしても、新たなクルマを迎える喜びに匹敵するくらい別れの悲しみは大きいものと想像します。

車を高く売りたい!と考えるのは経済的理由はもちろん、大切にしてきた愛車を適正に評価(査定)をしてほしいという願いでもあります。
今回は身内が車を手放すという機会があったため、売却方法の検討〜見積比較までを手伝い一部始終をレポート記事にしました。

やるなら徹底的に!ということで、ディーラー下取り・買取店・車買取一括査定などあらゆる手段で検討・見積を行いましたので是非ご参考ください。

売却対象車両

今回売却する車はこちら。
2008年に新古車で購入して以来、12年にわたり所有してきた個体です。

売却予定車両BMW M3の外装01
小キズはあるが大きな凹みはない
売却予定車両BMW M3の外装02
身内が12年間所有していた車両
売却予定車両BMW M3の内装
ややヤレてる部分もあるが、10年以上経ってる割には綺麗
売却予定車両BMW M3の購入当時の写真
こちらは購入当時の写真です。
売却予定車両BMW M3の購入当時の写真2
当時(2008年)は「ガラケー」だったこともあり、かなり粗い画質です。笑
車名 BMW M3(E92型)
(ブラック/MT)
年式 2007年
購入価格 800万円
(2008年購入/走行距離3,000km)
走行距離 66,000km
修復歴 なし
車検残 残6ヶ月
状態 大きなキズはないが、内外装ともに小キズはある
機関系の不具合はなし
右サイド/左後ろに板金あり(査定時に説明済)

売却方法の検討

車業界に勤めている知人がいないので特別なネットワークがなくとも一般人が利用可能な手段で検討することにします。
(車関係に従事している友達がいるという方はもっといい方法があるかもしれないので、専門の方に相談されるのが良いと思います)

というわけで、まずは売却方法の比較表を用意しました。

売却方法比較表
 
売却額 手間 リスク 備考
①ディーラー下取り なし 乗り換えなら納車と入れ替えで対応可能
最も手間が掛からない
②買取専門店
(ガリバー等)
なし 下取りよりも高額買取
③一括査定 なし 買取店を競合させるため、高額査定が出やすい
各社とのやり取りや当日対応は面倒
④個人売買 第三者を挟まないので、買う側もお得に乗れる
車両不具合やお金のやり取りでトラブルが発生することも
名義変更も自分達で対応
⑤ヤフオク 買取店では査定0円の車両も売れる
ローンが使えないため、高額車には不向き

それぞれ詳しく説明します。

①ディーラー下取り

ディーラー下取りは、最もオーソドックスな手法です。
乗り換えであれば新しい車の納車時に引き換える形で取引できるので、手元から車がなくなる期間がなく、最も手間いらずな手法と言えます。
また、下取り価格を上乗せして実質的に新しい車を値引く… という手を使うディーラーもあるようです。

今回も乗り換えだったため、まずはディーラー下取り額を確認。
結果は新しい車を購入することを前提に「200万円」とのこと。

13年落ちにしてはまぁまぁ健闘しているような!?
と思いましたが、営業マンが言うには「買取専門店ならもっと高額で売れると思います。
ディーラーではどうしてもこのくらいの金額です。」と本音?なコメントがありました。

顧客想いなのか下取り車転売での利益は求めないスタイルなのかは定かではありませんが、ディーラーの方がそういうなら…と買取店やその他の売却方法を検討することにします。
ひとまず、200万円がベンチマークになりそうです。

POINT

ディーラー下取り=200万円

②買取専門店

次は、ディーラーでもお奨めされた「買取専門店」に見積を依頼しました。
有名なところでは「ガリバー」「BIG MOTER」などがありますね!
今回は少しマイナーかもしれませんが、カー用品店でお馴染みの「オートバックス」に査定依頼をしました。
というのも以前に友人の車を売却する際にオートバックスを利用したところ、非常に丁寧な対応であったことに加え満足度の高い査定結果が出たからです。

今回は出張査定の形式でしたが、担当者はスーツ姿であらわれ白手をして車両を触るという徹底ぶり。
また「エンジンを掛けてもいいですか?」など、何かアクションをする際にはしっかりとオーナーへ確認をとっておりクルマの扱いが本当に丁寧だなと関心しました。

20分ほど現車確認をして本部へ電話&メール(写真添付)で査定を依頼していました。

待つこと30分…

査定結果は「225万円」。
ディーラー下取りに対して+25万円!
1割以上も高い査定結果となりました。

「少しは交渉できるのでしょうか?」と聞いてみると…
担当者がポロっと「一括査定などで競合がいれば、もっと高い金額がでるかもですが…」と、笑

それを聞いてしまうと一括査定も試してみたいよね。
というわけでオートバックスからは一旦買取見積をもらい検討させてもらうことにしました。

POINT

買取専門店=225万円(+25万円)

オートバックスの名誉のために補足しておきますが、買取専門店の中ではずば抜けて丁寧な対応で、オーナーがどれほどクルマを大切にしていたかを十分に理解している様子でした。
今回は検証も兼ねて一括査定を行いますが「そこまで金額にこだわらないから、信頼できる買取店に依頼したい!」という方であればオートバックスは自信を持ってお奨めできます。

③一括査定

一括査定はインターネット上で、複数買取業者へ査定依頼ができるサービスです。
車種・年式・走行距離・色・車検残期間…と基本的な内容を入力して申込みを送信すると、提携する複数の買取専門業者へ情報が送信され、各社から査定に関する連絡が来るという仕組みです。

車買取一括査定の仕組み図

一括査定サービス自体は無料で利用できますが、複数業者から一斉に連絡が来るためやり取りには相応の労力が掛かります。<
しかし、買取業者同士を競合させるためより高額な査定結果が出ることは間違いないと言えます。ここからは一括査定の進め方と業者対応方法を紹介していきますね!

個人売買・ヤフオクは断念

④個人売買は友人・知人の中では購入希望者が居なかったため、候補から外しました。
MTだったため運転できる人が限られる…という事情もありました。

⑤ヤフオクでの売却も検討しましたが、200万円を超えることと、個人出品だとローンが使えないことから購入者が限られるという点から今回はこちらも候補から外しています。
100万円以下の手頃な車両ならヤフオクはとても有効な手段なので「買取店では査定0円だった」というような場合はチャレンジしてみる価値があります。
ヤフオク出品の詳細についてはまた別の機会に紹介したいと思います。

一括査定にチャレンジ

まず、利用する車買取一括査定サービスを選びます。
有名所から中小まで20近いサービスが見つかりましたが、提携会社数と信頼性から以下3サービスに絞り込みました。

一括査定主要3社の比較表
提携会社数 同時見積数 運営会社 対応エリア 事故車
故障車
カーセンサー 1,000社以上 最大30 ㈱リクルート 全国
ズバット 213 最大10 ㈱ウェブクルー 全国
かんたん車査定 200 最大10 ㈱エイチーム 全国

今回は中でも最も提携会社数が多い「カーセンサー.net一括査定」を選択しました。
買取業者も車種により得意・不得意があるのでこの段階ではできるだけ多くの業者からオファーをもらえるサービスがいいでしょう。
提携する買取業者は一括査定サービスごとに多少異なりますが、概ね同じラインナップなので1つ申し込めば十分です。
ネット上には「複数申込みましょう」みたいな記事もありますが、その必要性は感じません。

①事前準備&査定方法

申込みを行う前に、査定場所・査定日時を決めておきます。
査定場所は自宅駐車場とするのが一般的ですが、機械式駐車場などスペースが無い場合は、大きな駐車場や長時間駐車しても迷惑とならない場所を考えておきましょう。

また「査定日時」も事前に決めておきます。
時間には余裕を持ち、査定開始から3時間は確保しておきます。傷の確認もあるため夜間よりも日中が好ましいでしょう。(後に大きなキズが見つかると面倒なので)

合同査定がお奨め

各買取業者へは同じ査定日時を伝え“合同査定”とすることをお奨めします。
単純に1社ずつ査定対応をしているととんでもなく時間が掛かってしまうことと、各社から「この場でうちに決めてもらえませんか?」という営業を受けるのも疲れてしまいます。

査定希望時間を伝えると「他の会社も来ますか?」「合同査定ですか?」と聞かれることもあるので、その際は隠さずに事実を伝えましょう。

中には合同査定と伝えると「それなら辞退します」「その時間は都合が悪いので、個別に」というニュアンスの回答をしてくる業者もいますが、都合がつかないのであればご縁がなかったということで断るスタンスでかまいません。
合同査定を嫌がる時点で他社よりも高額査定を出せる自信が無いと見て間違いありません。都合が悪いという話に関してもある程度の規模でやっている買取業者なら誰も行けないということはないでしょう。

POINT

査定日時&合同査定を理解してくれる業者に絞って対応

②一括査定申込み

では早速、カーセンサーTOPから、申込みに進み必要項目を入力します。

カーセンサー車買取一括査定のスクリーンショット

以下の入力が必要になるので、車検証を手元に準備してメーターに表示される“走行距離“をメモしておくとよいでしょう。

必要項目

メーカー、車名、年式、グレード、色、ドア数、ハンドル位置、燃料、AT/MT、2WD/4WD、排気量、走行距離、車検時期、事故歴、売却希望時期、型式(車検証記載)、装備・オプション

③買取業者からの連絡

申込みが完了すると、間髪入れずに買取業者から連絡が入ります。
それこそ30秒後には電話が鳴り止まない感じになります。中にはメールでアポイントしてくる会社もあります。

この時点ではあまり深く考えず、着信のあった順に対応しましょう。
車両に関するヒアリングがあるので事実を淡々と伝えればOKです。
事故歴や板金歴も査定員が実車を見れば一目瞭然なので、聞かれれば包み隠さず伝えておくのがベターです。

次々に掛かってくる電話に圧倒されてしまうかもしれませんが、事前に査定場所・日時を決めておけばそれを伝えるだけです。
当日、どの会社の誰が来るのかを把握するため、必ずメモを残すよう徹底しましょう!

メールのみで連絡してくる会社もあるので「全社様に○月○日✕✕時で査定をお願いしている」旨を返信しておけばOK。
1件目の電話対応が終わるころには「不在着信12件」になっていたのでちょっと焦りますが、まぁ掛かってきた順に折り返すかまた掛かってくるのを待てば問題ありませんね。

ちなみに、今回は全15社から連絡があり、うち8社が査定に来ることとなりました!

POINT

メモ帳を用意しておき、会社名・担当者を控える

当日の駐車スペース

買取業者は車で訪問してくることが多いため、駐車スペースが確保できなければコインパーキングに停めてくるか徒歩で来るよう依頼しておきます。
特に今回は8社と多くなったため、全社へ駐車スペースは無い旨を伝えました。

④当日の流れ

各社担当者から名刺を受け取り挨拶を交わし、約束していた全社が揃うまで待ちます。
万が一、大幅に遅れる業者がいればそこは除外してしまってかまいません。

全社が揃ったら査定をスタートしますが、次のルールで進めるとスムーズです。

合同査定のルール

査定が終わったら名刺裏に買取金額を記載して渡してもらう。
買取金額は陸送や保証料などを加味した“振込金額”を記載すること。
最高値の業者へ必ず売却する。

今回もこのルールを伝えましたが、業者側も「あっ、名刺裏書きですね!」とさらっと理解していたので、合同査定では一般的な方法のようです。
最後の最後で陸送費や引取代、不具合があった場合の保証金…などを差し引いて…と言い出すことも無くはないので、自宅引取前提で“最終的な入金額”を記載するよう釘を指しましょう。

また、最も高い査定を出した業者へ売却する意思を伝えることも大事です。
担当者からすれば頑張って本部と交渉して高値を提示しても「やっぱり売らない」と言われるのは絶対に避けたい展開ですから、高額査定を導くためにも必ず最高値の会社へ売ると確約しましょう。
本気の買取額を提示させるには売手側も腹をくくる必要があります。

POINT

名刺裏に買取金額を記載してもらう
最高値会社へ売却する意思を明示

準備しておく書類

最高額業者が決まると、売買契約を締結する流れとなるため、以下を準備しておくととてもスムーズです。

車検証、納税証明書、実印、印鑑署名書、買取代金の入金口座

⑤査定開始

車買取一括査定による査定風景
全8社が集まり合同査定を実施。担当者いわく8社も集まるのは稀だそうです、笑

さて、査定が始まると傷や走行距離、エンジンルーム…と各社隈なくチェックしているようです。
業者により見る場所は様々なようで、窓枠のゴムやトランク内装をめくってボディー修復歴がないかをチェックしている方もいました。
余談ですが、彼らの査定を見ながら中古車を買うときはここをチェックすべきなのか。と勉強になりました、笑

待つこと約1時間…
各社とも車両確認が完了して、本部と電話やメールでやり取りをしています。

会話の内容までは聞こえませんでしたが、業者同士も和気あいあいで顔馴染みのような印象でした。
日々似たようなシチュエーションで面識があるのかもしれませんね、笑
そうなると、談合とかもあるの!?と疑いたくなってしまうかもしれませんが、殆どの会社は本部側から最終的な査定額を言い渡される流れのようで、短時間でそのような細工は現実的ではないでしょう。

⑥査定結果

車買取一括査定の査定結果一覧
業者間で最大20万円以上の差があり、比較の重要性を痛感しました。

全社“名刺の裏書き”が完了したら、僕ら売り主を含めて全員の前で提示します。
今回は1社ずつ順番に出していくスタイルで、下表の結果となりました!

査定額 最高査定
との差額
A社 2,508,000円 -147,000円
B社 2,500,000円 -155,000円
C社 2,466,000円 -189,000円
D社 2,447,000円 -208,000円
E社 2,655,000円
F社 2,605,000円 -50,000円
G社 2,538,000円 -117,000円

※今後の営業活動に影響を及ぼすといけないので各社名は伏せさせていただきます。

最高額はなんと「265万5千円」!!!
これにはその場にいた同業者からも「ぉお〜」と歓声があがるほどでした。
千円単位の査定額に各社全力で検討してくれたのだな…と正直感謝の気持ちも芽生えました。

最初の約束どおり最高額を提示してくれたE社へ売却することとなりましたが、他社担当者からも
やっぱりE社さんは強いな〜」「265.5万円は驚いたよ!」など口にしており、担当ベースでは競りを楽しんでいる?ようにも見えました。
競争とは言えギクシャクしたような雰囲気ではなく終始平和に終わったのは何よりでした。

最後にE社と売買契約書を結び、車両引取日を決めて終了となりました。
E社との契約が完了した時点で約3時間が経過していました、やはり査定日は時間に余裕をもっておくのがよいでしょう。

⑦入金確認

E社からは、3営業日程度で入金されるとのことでしたがきっちり3営業日で入金確認ができました!
12年も共にしてきた愛車と分かれるのは寂しいですが、十分にその価値を認めてもらえたと考えています。次のオーナーにも大切にされることを願っています。

POINT

一括査定=265.5万円(+65.5万円)

+65.5万円の成果

いかがでしょうか?
一般人ができる範囲での車売却手段としてはだいぶ健闘した方ではないでしょうか。
ディーラー下取りや直接買取店へ持ち込む方法と比べると、電話・メール・当日対応とひと手間ふた手間が掛かり面倒くさいのは間違いありません。

が、しかし… 65.5万円の差には正直驚いた!

これだけの差が生じるなら半日費やしたとしても一括査定による車買取は大正解だったと考えています。
そして1回経験しちゃえば、次からは同じ手順でやればいいだけ!身内や友人に「車を売りたい」という人がいれば、力になれるかもしれません。
200万円→265.5万円(133%)の結果から考えれば、100万円→133万円(+33万円)・500万円→665万円(+165万円)のような査定が出る可能性もあるということですね。

できれば2人以上で対応

最後に一つアドバイスをするならば、できることなら1人よりも2-3人で対応できるとなお良しです。
合同査定なので基本公平性は保たれますが、1人だと何かと押し切られてしまうこともあるでしょう。友人や家族に立ち会いをお願いできると心強いですよ!

各売却方法の見積結果
見積額 差額
①ディーラー下取り 200万円 0円
②買取専門店 225万円 +25万円
③一括査定 265.5万円 +65.5万円
④個人売買 未検証
⑤ヤフオク 未検証

実践レポート記事は以上です、皆様のカーライフが豊かなものとなれば嬉しいです!

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