コンクリートジャングルに佇む神聖な地
数十センチ感覚で立ち並ぶビルにアスファルトが敷き詰められた地面…
そんな東京都心で何世代にもわたり守られてきた神社は、聖域であると同時に大都会のオアシスともいえるでしょう。
凛と立つ鳥居をくぐり境内に立ち入ると、喧騒から切り離された静寂が心を落ち着かせます。
物理的に緑豊かな場所というだけでなく、神前で手を合わせ目を閉じるとと背筋を正され「今日も頑張るか!」と前向きな気持になれる特別なスポットなのです。
神社の多くは早朝から開門しており、都内も例外ではありません。
世間よりも一足先に目覚め、愛車の散歩を兼ねて参拝に訪れ、抱負と交通安全を祈願。そんな清々しい朝を過ごしてみてはいかがでしょうか。
都内、車で行ける有名神社【10選】
東京都内だけでも1,800を超える神社が存在しますが、その中でも「車で行くこと」を前提に無料駐車場を備えた神社を紹介します。
23区内で駐車スペースがあるだけでも有り難いですが、さらに無料提供している神社は本当に貴重です。
目的外駐車はダメゼッタイ
当然ですが参拝を目的とした駐車以外はご法度!
駐車台数には限りがあるので、参拝が終わったら速やかに移動しましょう。
また、早朝は近隣迷惑とならないよう騒音には十分注意して走行してくださいね。
① 明治神宮(渋谷区)
「明治神宮」は明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とした東京を代表する神社の一つ。
約726,000㎡にも及ぶ神域は東京ドームグランド(約13,000㎡)の56倍に相当するというから驚きです。
広大な敷地には3万本を超える樹木が生い茂り、駐車場〜本殿へ歩くだけでもちょっとした森林浴を楽しめます。
駐車スペースは第1〜第3駐車場を合わせて約120台用意されていますが、休日日中帯は満車になることも珍しくないのでできればピーク時間帯を外した参拝をお奨めします。
車両は代々木口からのみの進入となり、入口にて係員の方から駐車カードを受け取り、ダッシュボード等見やすい場所へ表示しておくルールです。
敷地内にはCAFÉ「杜のテラス」「レストランよよぎ」など飲食店もあり、参拝後に一休みすることもできますよ。
施設情報
開門時間 | 5:00〜6:40(月により異なる) |
閉門時間 | 16:10〜18:30(月により異なる) |
住所 |
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町1-1 |
公式サイト | https://www.meijijingu.or.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 約120台 第1:約60台・第2:約30台・第3:約30台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |
その他 | 車両は代々木口から入苑。原宿口・参宮橋口から入場不可 |
② 神田明神(千代田区)
江戸三大祭の一つとされ、約10万人を動員する神田祭でも有名な神田明神(神田神社)。
神田明神は24時間開門しているため、早朝だけでなく深夜帯でも参拝することができます。
駐車スペースは約20台と少なく、日中帯は混み合います。こちらも早朝帯や深夜など人の少ない時間を狙うのがお奨めです。
また、神田明神公式サイトではライブカメラの確認ができますので、おおよその混雑状況を把握できますよ。
施設情報
開門時間 | 24時間開門 |
閉門時間 | – |
住所 |
〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目16-2 |
公式サイト | https://www.kandamyoujin.or.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 21台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |
その他 | 神社正面の鳥居をくぐり、随神門右側の脇門より入場可能 |
③ 山王日枝神社(千代田区)
前項で紹介した神田明神と同様に江戸三大祭の一つ「山王祭」が行われることでも有名な山王日枝神社。
日本神話に登場する大山咋神を主祭神としており、正確な創建年は不明ですが、1478年に無量寿寺(川越)の鎮守である川越日枝神社を勧請したのが始まりといいます。
なお山王日枝神社は縁結び・恋愛成熟のほか、商売繁盛・出世運の御利益があるとされていますので、仕事前の参拝にもピッタリですね。
施設情報
開門時間 | 夏季5:00/冬季6:00 |
閉門時間 | 夏季18:00/冬季17:00 |
住所 |
〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番5号 |
公式サイト | https://www.hiejinja.net/ |
駐車場情報
収容台数 | 14台 (内、1台は車椅子マーク) |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |
その他 | 正門横の女坂を登ると駐車スペースがある |
④ 赤坂氷川神社(港区)
港区赤坂に鎮座する氷川神社は東京十社の一つで、開運・厄除けのご利益があることで有名です。
他で紹介する神社と比べれば小規模ではありますが、落ち着いた雰囲気でゆっくりと参拝できるので気に入っています。
1729年、徳川八代吉宗公が造営した社殿が現存しており、境内には当時の年号が刻まれた鳥居・燈籠・狛犬が存在します。
駐車場は綺麗に舗装されており、車室枠も余裕があるので大きめの車や運転に自信が無い方も安心して訪れることができます。
施設情報
開門時間 | 6:00 |
閉門時間 | 17:30 |
住所 |
〒107-0052 東京都港区赤坂6-10-12 |
公式サイト | https://www.akasakahikawa.or.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 9台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |
⑤ 新宿十二社 熊野神社(新宿区)
新宿副都心、方南通りと十二社通りがクロスするあたりに佇む神社で西新宿・新宿駅周辺・歌舞伎町エリアの総鎮守となっています。
緑豊かな新宿中央公園と隣接した静かな境内は落ち着きがあり、一人ゆっくりと参拝するのに適した神社です。本殿背後にはタワーマンションが聳え立ち、如何にも都心の神社らしい景色を拝むことができます。
車でのアクセスは十二社通り沿い入口(歩道橋脇)から坂を登り、そのまま鳥居をくぐり、境内駐車スペースを利用します。
9台分の駐車枠がありますし、行事などでない限りは満車になることは少ないでしょう。
施設情報
開門時間 | 24時間開門 |
閉門時間 | – |
住所 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11-2 |
公式サイト | https://12so-kumanojinja.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 9台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |
⑥ 代々木八幡宮(渋谷区)
1212年創建、第15代応神天皇を主座に祀る代々木八幡宮。
小田急線「代々木八幡」の駅名にもなっているため、名前に聞き覚えがある方も多いかもしれません。
境内からは縄文時代の住居跡が発見され、代々木八幡遺跡として渋谷区の史跡に指定されています。
山手通り「代々木八幡前交差点」を曲がると「車路」の案内板があるので、矢印に従い進みます。
敷地入口にも「車 入口」の案内板がありますが、狭く急な坂となっているため大型・車高の低い車種はお奨めしません。
施設情報
開門時間 | 24時間 |
閉門時間 | – |
住所 |
〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-1-1 |
公式サイト | http://www.yoyogihachimangu.or.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 7台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き |
その他 | 車道がタイトなので大型車は要注意 |
⑦ 品川神社(品川区)
東京十社のひとつで、海上交通安全・祈願成就の守護神として天比理乃咩命を祀る品川神社。
53段の険しい石段と富士塚が有名で、頂上まで登るとベイエリアの街並みを一望できます。ビルの間からはレインボーブリッジを拝むこともでき、なかなかの穴場スポットです。
車は「P 坂道上る」の看板を頼りに、第一京浜(国道15号)沿いのから進入します。
坂はかなりの傾斜があるので、対向車をよく確認してから坂道に入りましょう。道幅はそれなりにありますが、車高の低い車は要注意です。
施設情報
開門時間 | 24時間 |
閉門時間 | – |
住所 |
〒140-0001 東京都品川区北品川3丁目7-15 |
公式サイト | https://shinagawajinja.tokyo/ |
駐車場情報
収容台数 | 5台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き |
その他 | 急勾配なため、車高の低い車は要注意 |
⑧ 大宮八幡宮(杉並区)
子育て・安産に御利益があることで有名な大宮八幡宮は都内で3番目に広い約49,500㎡もの境内を持ちます。
ほぼ日本の中心、東経139度38分45秒/北緯35度40分54秒に位置し“日本のへそ”とされ、へそ=胎児と母親を繋ぐ…という意味から安産祈願に最適といいます。
車は方南通り「永福図書館入口交差点」を曲がり、南大鳥居をくぐり、神門前を通過すると駐車スペースがあります。
細かな駐車枠はありませんが、参道両サイドに斜め駐めされており50台は収容できそうです。
施設情報
開門時間 | 6:00 |
閉門時間 | 17:00 |
住所 |
〒168-8570 東京都杉並区大宮2-3-1 |
公式サイト | https://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 50台以上 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き |
その他 | 車両は南参道入口より入場 |
⑨ 亀戸天神社(江東区)
東東京を代表する神社「亀戸天神社」。
菅原道真公を祀り、太宰府天満宮(福岡県)を本社とする神社で古くは東の宰府として「東宰府天満宮」と呼ばれていたといいます。
学問の神として親しまれ、毎年多くの受験生が合格祈願に訪れることでも有名です。
施設情報
開門時間 | 6:00 |
閉門時間 | 17:00 |
住所 |
〒136-0071 東京都江東区亀戸3丁目6-1 |
公式サイト | http://kameidotenjin.or.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 20台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |
その他 | 午前8時より午後5時頃まで駐車場開放 |
⑩ 松陰神社(世田谷区)
幕末の教育者・思想家である吉田松陰を祀る松陰神社。
境内には松陰先生の教育道場であった松下村塾を模した建物や資料があり、歴史に触れることもできます。
駐車場は敷地内の「タイムズ松陰神社」と提携しており、最初の20分が無料。駐車場から本殿までは30秒程の距離なので、通常の参拝であれば十分な時間と言えます。
施設情報
開門時間 | 7:00 |
閉門時間 | 17:00 |
住所 |
〒154-0023 東京都世田谷区若林4-35-1 |
公式サイト | https://www.shoinjinja.org/ |
駐車場情報
収容台数 | 20台 |
駐車料金 | 最初の20分無料 駐車後2時間まで:220円/30分 駐車後2時間以降:330円/30分 |
形状 | 平置き(舗装有り/フラップ有り) |
その他 | 7:00-17:00以外の入出庫不可 |
番外編 豊川稲荷東京別院(港区)
神社ではなく寺院となるため番外編としましたが、多くの芸能人も訪れる有名スポット「豊川稲荷東京別院」を紹介します。
幅広い御利益があるとされますが、特に悪縁切り・商売繁盛で有名な豊川稲荷東京別院は、愛知県豊川市の「豊川稲荷 妙厳寺」の唯一の直轄別院です。
また、芸能の神様として知られることとTBS本社が近いことから、多くの芸能人が参拝しています。境内に並べられた提灯には誰もが知る超有名人の名前もありました。
青山通り(国道246号)を外苑前→三宅坂方面へ走ると「赤坂警察署前交差点」の左手に赤い提灯と「赤坂豊川稲荷」の看板が見えます。駐車場は青山通り沿いから入り、茶店・文化会館前に10台と山門を左折した豊川稲荷会館裏手6台の2箇所を利用できます。
施設情報
開門時間 | 5:00 |
閉門時間 | 16:00 |
住所 |
〒107-0051 東京都港区元赤坂1-4-7 |
公式サイト | http://www.toyokawainari-tokyo.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 16台 (入口10台+裏手6台) |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き(舗装有り) |