23区内の車で行ける銭湯
古き良き日本の文化を残す銭湯。
大きな湯船、宮造りの外観や富士山のペンキ絵、入浴後にいただくコーヒー牛乳。
疲れを癒やすだけでなく、ほどよい非日常感を味わえるリフレッシュスポットとして定期的に訪れています。
週末の仕事帰り…
ふらっと出かけた夜ドライブの帰り道…
思い立ったときにコンビニのようなノリで立ち寄れる気軽さも気に入っており、トランクにはタオルを常備しているほどです、笑
今回紹介するのは23区内の駐車場付き銭湯。
23区内には約470(2019年時点)の銭湯がありますが、駐車スペースがある施設は極わずか。東カラではそんな貴重な“車で行ける銭湯”をピックアップしました!
銭湯の入浴料金
銭湯の入浴料金は都道府県の協議会・審議会で審議され知事によって決定されます。
東京都における2021/8時点の入浴料は480円(税込)で、都内全ての銭湯はこの料金で利用できます。
設備やアメニティに差はあるものの、23区内でスーパー銭湯・日帰り温泉に行けば1,000円以上(下手すれば2,000円近い)の料金は覚悟しなければなりません。
対してワンコインでお釣りがくる銭湯!なんとも良心的な料金設定ではないでしょうか。
紹介する銭湯の中には洗礼された現代的な施設もあり、設備もスーパー銭湯系に引けを取らない充実した内容ですので、夜ドライブの目的地としてもお勧めです。
① 南青山 清水湯(港区)
表参道と青山通り(国道246号)がクロスする表参道交差点からほど近い位置にある「南青山 清水湯」。
紹介銭湯の中で最も都心部にありアクセスも抜群なのですが、前面道路は一方通行なため青山通り側からのアプローチはできず、やや込み入った狭い裏道から進入する必要があります。
建物地下が駐車場となっており、3台分のスペースがあります。
3台分なのでタイミングによっては満車なこと、前面道路が狭く入庫待ちができないことから“駐められたらラッキー”程度のノリで立ち寄ってみた方が良いでしょう。
周辺にはコインパーキングもありますが、12分/550円など入浴料金を遥かに上回る駐車料金が発生します… 僕は満車の際は大人しく帰宅してお風呂に入っています、笑
南青山 清水湯の外観は一般的に想像する銭湯とは異なりビル型の建物。
全館軟水使用・高濃度炭酸泉・シルク風呂と“お湯”にこだわった銭湯で、休憩スペース・ランドリーも充実した施設です。
現在の外観からは近年オープンしたような雰囲気ですが、公式サイトでは100年以上の歴史があると紹介されています。次々と銭湯が消えゆく現代、青山から銭湯をなくしたくないという思いで運営を続けられているそうです。
施設情報
営業時間 | 平日 12:00~24:00 土日祝 12:00~23:00 金曜定休 |
住所 |
〒107-0062 港区南青山3-12-3 |
電話番号 | 03-3401-4404 |
公式サイト | https://shimizuyu.jp/ |
駐車場情報
収容台数 | 3台 |
駐車料金 | 2時間無料 |
形状 | 地下平置き |
② 武蔵小山温泉 清水湯(品川区)
武蔵小山温泉 清水湯は、黄金の湯・黒湯の2つの天然温泉を楽しむことができる銭湯。
銭湯料金で天然温泉に入れる貴重な施設で、露天風呂・岩盤浴(女性専用)も備えています。
1924年から続く清水湯ですが、2008年にリニュアルされており内外観共に現代風な創りとなっています。
館内は浴室・脱衣所から休憩スペースまで一貫して清潔感があり、設備だけみたら旅館の入浴施設と言われても遜色なく、もはや銭湯の域を超えています。
1つ欠点があるとすれば、人気故にいつ行っても混んでいることでしょうか…
12台の駐車スペースを完備していますが、満車なことも多く入庫待ちの車が数台路駐していることもしばしば。22時を過ぎたあたりからはだいぶ空いてくるので、深夜帯を狙って訪れてみてはいかがでしょうか。
施設情報
営業時間 | 平日 12:00~24:00 土曜 12:00~24:00 日曜 8:00~24:00 祝日 12:00~24:00 月曜定休 |
住所 |
〒142-0062 東京都品川区小山3丁目9-1 |
電話番号 | 03-3781-0575 |
公式サイト | http://www.shimizuyu.com/ |
駐車場情報
収容台数 | 12台 |
駐車料金 | 2時間無料/以後20分100円 |
形状 | 平置き(フラップ有) |
③ 戸越銀座温泉(品川区)
都営浅草線_戸越駅から約300m、戸越銀座通り(商店街)から1本脇道に入ったところに建つビル型銭湯です。
戸越銀座通りは平日15時-18時/日曜・休日14時-19時が歩行者専用道路となるため、この時間帯に訪れる場合は戸越銀座通りを回避したルートでアプローチする必要があります。
建物1Fには3台分の駐車スペースが完備されています。前面道路はやや狭いですが、車室には余裕があるので駐車の難易度はそこまで高くはありません。
営業時間は15:00-25:00と深夜1時までオープンしているのは有り難く、夜ドライブ帰りに立ち寄るにはぴったりなスポットです。
ただし、戸越銀座温泉も駐車枠3台の競争率は高く満車の場合も… 前面道路や周辺は入庫待ちできるような道路ではないので空きがない場合は諦めかコインパーキングへ駐車するしかありません。
周辺コインパーキング相場は22:00以降ガクンと下がる(60分/100円など)場所が多いため、22:00以降の到着を狙って訪れるのがベストですね。
お風呂は、天然黒湯温泉・露天風呂・寝風呂・超音波風呂等を備えた「月の湯」。軟水炭酸泉・露天風呂・電気風呂・ジェットバス等を備えた「陽の湯」の2種類があり、男女日替わりとなっています。またサウナも750円で利用できる(入浴料込なので実質290円)ので、こちらもお勧めです。
施設情報
営業時間 | 平日・土 15:00〜25:00 日・祝 8:00〜12:00/15:00〜25:00 金曜定休 |
住所 |
〒142-0041 東京都品川区戸越2丁目1-6 |
電話番号 | 03-3782-7400 |
公式サイト | http://togoshiginzaonsen.com/ |
駐車場情報
収容台数 | 3台 |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き |
④ 北品川温泉 天神湯(品川区)
山手通り沿いに位置する北品川温泉 天神湯。
建物自体には駐車スペースはありませんが、山手通りを挟んだ向かい側の「三井のリパーク_北品川2丁目」を提携駐車場としており、100円割引券をサービスしています。
07:00-22:00は15分/200円と高額ですが、22:00以降は 60分/100円となるため22時以降なら実質無料で駐車可能です。
〜23:00の営業時間を考えるとやや駆け足になりますが、26台の駐車キャパがあり満車リスクも少ないので重宝しています。
60年以上の歴史を持つ天神湯ですが、2009年に現在のビル型銭湯へとリニュアルされました。
1-2階が銭湯・3-11階は賃貸マンションという都会的な創りで、内外装共にモダンなデザインで統一されています。
地下100メートルからくみ上げた井戸水を沸かした黒湯(半露天風呂)が特徴で屋内の白湯と2種類のお湯を楽しむことができます。
施設情報
営業時間 | 15:00〜23:00 金曜定休 |
住所 |
〒140-0001 品川区北品川2-23-9 |
電話番号 | 03-3471-3562 |
公式サイト | http://www.tenjinyu.com/ |
駐車場情報
収容台数 | 26台 |
駐車料金 |
07:00-22:00 15分/200円 22:00-07:00 60分/100円 ※施設利用で100円割引 |
形状 | 平置き(フラップなし/ゲート式) |
その他 | 提携駐車場「三井のリパーク_北品川2丁目」を利用 |
⑤ 第一金乗湯(板橋区)
建物前に2台分の駐車スペースを完備した第一金乗湯。
2013年にリニュアルされ、内外装ともに適度に手が入れられているものの昔ながらの雰囲気をバランスよく残した銭湯です。
木製ロッカー・富士山のペンキ絵・空高くそびえ立つ煙突…と幼少期に訪れた銭湯の懐かしい記憶が蘇ります。設備としてはオーソドックスな銭湯ですが、そこが良いところと感じています。
駐車場は3台(前面駐車場2台+裏手に1台)なので例に漏れず激戦です…
多少離れますが、周辺コインパーキングは18:00以降で100円/60分なので満車の際はこれらを利用することになります。
施設情報
営業時間 | 16:00~24:00 不定休 |
住所 |
〒174-0065 東京都板橋区若木1丁目19-6 |
電話番号 | 03-3933-4357 |
公式サイト | http://1010itabashi.or.jp/detail/1/ |
駐車場情報
収容台数 | 3台(前面駐車場2台+裏手に1台) |
駐車料金 | 無料 |
形状 | 平置き |
その他 | 営業時間外は予約制駐車場「タイムズのB」として運用される。 |
23区内の“駐車場付き銭湯”をピックアップしてみましたが、いかがでしょうか。
今回紹介した5つの施設は近年リニュアル等で手が加えられており、一昔前の銭湯を想像して訪れると良い意味で驚くかもしれません。日常的に銭湯に通っているという方はそこまで多くないので、友人同士やデートで訪れても喜べれるスポットではないでしょうか。