社長が語るinCELLの世界観

今回は第一弾「賃貸ガレージハウス入居編」、第二弾「ガレージライフ動画制作」に続く、ガレージハウス企画第三弾「社長インタビュー編」。
2021/11竣工の「木更津THE Resort」にてブランドを率いる株式会社インフィストデザイン 須田力社長にお話を伺いました。
実は数週間前、第一弾・第二弾の記事をきっかけに須田社長とお話しする機会をいただき、その際に木更津THE Resortのオフィシャル撮影現場見学にお招きいただいたというワケです。
撮影の合間に須田社長よりinCELLのコンセプトや設計・施工における拘りを拝聞したので、その一部始終を記事化しました!
第一弾・第二弾では入居者目線の賃貸ガレージハウスをテーマにしたのに対し、本記事では企画・設計側の目線で深堀りしていきます。
賃貸ガレージハウスの中でも一線を画する高級路線を突き進むinCELL、それも社長直々の話となればガレージハウス入居を検討している方やマイガレージハウス建築を目論んでいる方にも有益な情報になるのではないでしょうか。
inCELLブランドの真価

inCELLブランドとは
10年前、須田社長が自身の愛車を格納するガレージorガレージハウスを求めて検索するも気に入る物件が見当たらず、こうなったら「自分で作るしかない!」と決心したのがinCELLを立ち上げたきっかけだった。
1Fはディーラーショールームのようなガレージ/2Fは快適に居住できる環境、そして友人を招いて自慢したくなるような外観。
それを実現するために、外観・内装・設備にはデザインや質感を重視した美しいモノだけを厳選している。
居住はもちろんだが「ガレージ+趣味スペース」「アトリエ」「スタイリッシュなオフィス」…と借り手のアイデア次第でそれぞれが夢に描いた空間を実現できる。inCELLはそんな理想の空間で過ごす“豊かな時間”を提供しているのである。
ちなみにネーミングの由来は、ドイツ語でInsel(島と言う意味で周囲の喧騒から独立した空間をイメージ)と株式会社インフィストデザイン(infistdesign)のinとCELL(細胞)=自分だけの個室のような空間を各地へ細胞のように増殖させて行きたいと願いを込めた造語だ。

賃貸住宅のレベルを超えた質感
inCELL最大の魅力はやはり物件のクオリティだろう。
特に採用する建具を相当に厳選しているようで、話の節々からもその拘りが伺えた。
代表的なところでは、天井までそびえ立つフルハイドアやバタンと音のしないスローブレーキ機構付きスライドドアの採用。凹凸感を再現するため敢えて手塗りした外装塗装、さらには照明一つに至るまで“賃貸だから”という妥協は一切感じない。

もちろん見えない部分も手を抜くことはなく、一例としてガレージ床の傾斜について解説してくれた。
水ハケの観点からシャッター開口に向けて若干の傾斜が付けられているのは当然だが、inCELLのガレージは加えて中心に向かってV字になる工夫がなされているという。ガレージ内で簡単な清掃作業を行ったり車両のエアコン排水などを考慮した結果、床面に僅かな傾斜を与えて水が中央に集まる設計としている。
そしてシャッターと床には隙間ができないよう、開閉面の床は水平にするという3次元の工夫がなされているのだ。


同じ物件は二つと無い
inCELLが手掛けるガレージハウスは建設地に合わせて毎回ゼロから最適プランが検討される。
都道府県や市区町村により条例や制限が異なるという理由もあるが、それも逆手に取り物件毎の独自性に結びつけているのだ。

我々入居者からすれば「次はどんな物件が登場するのだろう」と毎度期待させられるし、物件オーナー目線でも安心ポイントだろう。
常に改良を重ねているので最新物件は当然に素晴らしのだが、inCELL物件はそれぞれ特徴やコンセプトが異なり唯一無二だし、同一エリアに乱立させることもないのだ。
フェルディナント・ポルシェ氏の「最新のポルシェが最良のポルシェ」という名言がある。
最新の992はもちろん素晴らしい、しかし旧型モデルに魅力が無いかといえばそうではない。先代991や90年代の993、80年代末期の964にもそれぞれの良さがあり、誰も優劣を付けることはできない。
inCELLの物件達もまさにこんな具合ではないだろうか。

「木更津THE Resort」とは




物件情報
住所 |
〒292-0009 千葉県木更津市金田東4丁目3-5 |
竣工 | 2021年11月 |
賃料 | 2台ガレージ:185,000円 3台ガレージ:345,000円 |
「木更津THE Resort」は従来のinCELL物件とは明確にコンセプトが異なる挑戦的な存在だ。
都心40分の立地に自分だけのリゾート空間を持ち、ゴルフ/マリンスポーツ/モータースポーツを存分に楽しむ!そんなライフスタイルを想定して企画されている。
外観はホワイトをベースに明るめのレンガ・石畳でコーディネートし、青空とのコントラストで南仏のリゾートホテル感を演出。壁面の塗装は職人による手塗りで絶妙な凹凸を出すことで陰影を再現し、高級感を倍増させている。
そして2Fにはリビング・キッチンが一体化したワンルームスペースが広がる。
在来工法により壁/床にリアルタイルを使用したホテルライクな浴室、周囲の視線を完全に遮断したオープンテラス、タイル張りの壁面など随所が「THE Resort」の物件名に負けないリゾートホテル仕様となっている。

テラスへはリビング・浴室の両方から直接アクセスできる作りで、それぞれフォールディングドアが採用されている。 ドアをパタパタと折りたたむとリビング・浴室・テラスが一体化した広大な空間が出来上がるのだ。

ガレージハウスといえど通常はデザイン性と居住の利便性をバランスさせながら設計する必要があるが、この物件では趣味やレジャーの拠点として“非日常を楽しむこと”に重きを置いている。
木更津THE Resortがここまでの世界観を演出できたのはこうしたブレないコンセプトがあったからなのだ。
そんな木更津THE Resortの細部と撮影風景を写真に収めてきたので、コメントと合わせてお楽しみいただけたら幸いだ。
木更津THE Resortの一コマ











木更津THE Resortの魅力をハイライトしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
本宅とは別に18.5万円/月〜の家賃を負担するには相当な経済力が求められますが、こういう世界もあるんだ!と僕自身とても良い刺激になりました。
そして大小様々な自動車・建築関係メディアがある中でトーキョーカーライフにお声掛けいただき、貴重なオフィシャル撮影現場にお招きいただいたことにあらためて感謝いたします。